英業達(Inventec)はメタバース分野での進出が順調で、来る 5 月 20 日から 23 日まで開催される台北国際コンピュータ展(COMPUTEX 2025)にて、最新技術成果「VRSTATE メタバースフォトフレーム」を発表する予定だ。これは同社初のメタバース技術と 2D から 3D への変換機能を組み合わせたディスプレイ装置で、主に法人顧客を対象に販売を拡大することを目指している。
英業達のメタバース技術部門によると、「VRSTATE メタバースフォトフレーム」は主に 3D 裸眼技術を採用しており、ユーザーは他のウェアラブルデバイスを使用せずに肉眼で最先端の 3D 表示効果を楽しむことができる。このフォトフレームには 32GB の内蔵ストレージがあり、少なくとも 1 万枚の写真を保存可能。ユーザーはスマートフォンで QR コードをスキャンするだけで簡単にペアリングでき、遠隔地の写真を手軽に共有できるという。
また、英業達の説明では、「VRSTATE メタバースフォトフレーム」は主に法人顧客を対象としており、その新製品の利点についても強調した。具体的には、ハードウェア画面に薄い「レンチキュラーフィルム」を貼り付けることで、レンズ技術を利用して裸眼で 3D 画像を表示可能にする仕組みだ。ユーザーが QR コードをスキャンして画像を英業達のクラウドにアップロードすると、内部システムが極めて短時間で 2D から 3D に変換し、その処理はわずか 3 秒以内で完了するという。